僕の一日

僕の日はいつも日曜日だとお母さんが言っている。
1週間の内、5日間はお母さんと二人で、残り2日間はお父さんも加わり、僕とお 母さんの旅に参加して、3人で楽しく遊んでいる。
僕の日曜日はいつも朝6時から始まる。
朝起きてから最初の仕事は、おもちゃが入っている箱の中を確認する作業だ。
なんだか小さくて可愛い車などが、僕が寝ているうちに遊びに逃げちゃったんじゃないかと心配して、おもちゃを一つひとつ確認しないと気がすまない。
おもちゃがちゃんと箱に入っていることが分かったら、安心してお母さんが寝ている部屋に戻ることができる。
そして、お母さんの暖かい胸と暖かい腕で抱きしめてもらう。
本当に暖かいと感じる。お母さんも温かいと感じていると思う。
お母さんの顔に微笑みが浮かんでいるからだ。あ、分かった!温かさでお母さんの微笑みを作れるのだ。
お母さんの微笑みを見たい時は、お母さんを抱きしめて温かめればいいのだ。
そのあと、(因みに、僕の一日は「その後」が多いよ。つまり、僕はとても忙しいのだ。) お母さんがお父さんのお弁当や僕の朝ごはんを作ったり、お茶を淹れたりしている時は、お母さんに定義された【僕の領土】で遊んだりする。
僕は1日3回お母さんとテーブルを挟んで一緒に食事をする。お母さんはいつも少しだけ食べる。僕はお母さんの秘密がわかるよ。

お母さんは僕が食べていることを見るだけで、お腹いっぱいになる。
僕が食事しているうちに、お母さんは僕と僕の食べ物を交互にみる。僕の食事が終わったら、お母さんは「お腹いっぱい」と言い、食事を終え る。 朝ごはんが終わったら、ロリポップを食べさせられる。お母さんはいつも何かベタベタしている白いものを、綺麗な毛がそろったロリポップにのせる。お母さんはそのロリポップで歯を磨くことを教えてくれたが、僕はいつも口に入れてなめるだけだ。近所の子どもたちも、このようにロリポップを舐めているのだもん。お母さんはきっとロリポップのなめ方がわからないんじゃないかな。お母さんはロリポップで歯を擦っている。ロリポップをなめている途中でお母さんから水で口をすすがせられて、ふわふわしている白い泡を吐き出す。

そのあと、お母さんは台所で何かを一人で遊んでいる。
僕はまた自分の領土で絵本やおもちゃの車、人形で遊ぶしかない。僕は一日の中でこの時間がつまらないと思う。
お母さんも一人で遊んでいる。僕も一人で遊んでいる。
どうしてお母さんは僕の所に来 て、僕と一緒に遊んでくれないのかな。お母さんのお鍋やお茶碗、雑巾、(あと、なんというか分からない色々なもの)よりも、僕のおもちゃがこんなに可 愛いのにな…

朝8時にお母さんと出かける。
家を出てから、ゴミ捨てて、エレベーターの階数ボタンを押して、郵便受けの中を見るなどで忙しいよ。
特に、お母さんをつれて出かけるのは大変だよ。最近、僕が大きくなったから、出かける場所は僕が決める。
僕はお母さんの手をぎゅっと握って、僕が行きたいところにお母さんを連れて行く。
お母さんの手を引っ張って歩かないと、お母さんが遅いのだ。大きい生物と小さい生物が一 緒に歩くと、大きい生物は小さい生物より遅く歩くということを僕は発見した。お母さんはいつも僕の後ろを歩く。
他のお父さん、お母さんが子供の後ろを歩く、又は子供の手を握りながら歩くことも公園でよくみた。人間同士だけではなく、ワンちゃんも飼い主の前を走る。

でも、お母さんを追いかけて走ることもある。 お母さんは帰りたいけど、僕はまだ遊びたい時だ。
お母さんは僕の方に向いて「帰るよ」と言ってから、そのまま帰る時だ。
そのような時に、「人間は大きくな ればなるほど追いかけないといけないものが多くなる」ということに僕は気づいた。ハトしか追いかけなかった僕は今、女性も追いかけているのだ(苦笑)。この場合の女性は僕のお母さんなのだ。

僕はお母さんを駅によくつれて行く。駅までの道が大好き!お花や緑で囲まれた道だ。その道を歩く時に沢山の車 や沢山の自動販売機を楽しくみる。他の子供も元気に遊んでいる。青くて広い空に僕の手ひらくらいの小さな飛行機が飛んでいる。その飛行機がほしいけ ど、いつも僕が知らない所に飛んでいっちゃう!
お母さんと歩きながら、お母さんに見つけたものを教えてあげる。僕はお母さんに教えることが大好きなのだ。
でも、僕のいった言葉がお母さんはよく分からないので、お母さんはもう一度、僕に聞きなおすのだ。 駅 に着いたら、お母さんは僕になんかのカードを渡す。僕はそのカードをへんな機械につけて「ピッ」と音が出たら僕とお母さんが中に入れる。
僕の仕事はまだ終わっていないよ。駅の中に入ったら、お母さんをエレベーターのところまで連れて行く。エレベーターでホームまで行くのだ。
僕は電車が大好き!電車は1日中、たくさんの人を乗せているけど、いつも元気いっぱいに走っている。電車がホームにやってくるときの巻き起こった風も好きだ。
その風は僕の髪の毛をいたずらに遊ばせる。お母さんによると、これは風ではなく電車の吐く息だそうだ。
このような活気あふれた電車、その電車を見ている僕の微笑ましい目は、日本にいないと見られないとお母さんがよく言う。

午前中に遊んだりしたあと、僕とお母さんはどこかのお店に入って昼ごはんを食べる。
又は家に帰って食事と昼寝をする。僕が寝る時はいつもメロディアスな音楽が流れている。また、そよ風邪が木の葉を揺らした「カサカサ」と響く音がバルコニーから僕の耳に届く。時々、物がぶつかった音が聞こえるから、きっとお母さんが 何か遊んでいるはずだ。
僕は、1日を時間という概念で定義しないで、出かける回数で定義する。
1日は24時間あるのではなく、3回か4回か5回出かけ ることだ。もしくは、1日を歩数、又はゲーム数で定義する。台風の日以外は、晴れの日でも雨の日でもお母さんと出かける。
僕はお母さんが台風を怖がっていることがわかるのだ。強い風が窓をガチャガチャと揺らした時は、お母さんの顔に怖さが浮かんでいた。
台風の時、お母さんは出かけたくないから、僕もしょうがなく家にいる。

こんな時は、公園にいるハトは一緒に鬼ごっこで遊ぶ相手がいないから、きっと僕のことを待っていると思う。電車の吐く息も、喜んで迎えてくれる 人がいないから、僕のことを寂しく思っているはずだ。お花、葉っぱ、自動販売機、ワンちゃん、猫んちゃん等の友だちも僕のことを待っているはずだ。僕も彼らに会いに行きたいんだもん。

僕は大人になったら、絶対にお母さんのように台風を怖がらない。
お母さんの手を握って、台風から守ってあげる。台風が来ても僕の友だちを守りに出かける。

僕の夜は朝とほぼおなじだ。
ただし、朝は食事が終わったら、どこかに出かけるが、夜は食事が終わったら、出かけないで寝ないといけない。
お母さんは、僕が寝たら、また夢の中で遊びに行けると言っている。

夢の中で出かけたなら、どんな道でもいくら走っても転ばないそうだ。

(Bản dịch từ truyện ngắn "Một Ngày Của Kai", thương mến cảm ơn em TrâmNT đã dành thời gian dịch tặng chị truyện ngắn này! ❤️)

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