
日本に住んでいた時、秋になったら、紅葉の安謝やかな道をよく散歩しました。
木漏れ日を浴びながら歩きました。
そんな時、穏やかで幸せだなぁと感じました。
「ベトナムのことが、なぜ好きですか。」とベトナムに住んでいる日本人の友達に聞きました。
「私は、ベトナムで 地平線まで続く緑の畑を見る時とか、サイゴン川の前に立つ時とか、ココナツ木の影の下に船で通る時などに、落ち着き、気分が快適になるよ。」と教えてくれました。
この回答は私の心に響きました。
私は、いくつかの国で働いたり、住んだり、旅行しました。
しかし、孤独な時、目を閉じて、自分の過去のことを思い返したら、サイゴンのことばかり思い出します。
週末に市場で自転車の上に乗らせる大きなカゴに鳥を置いて、売りに行く小学校の先生。
小さいな教会の畑で友達と走っている自分。
アパートの隣に走ってるバイクのいっぱいな道。
親子が涼を求めて遊びに来る公園。
もしかして、その思いが私の心の底にずっと流れているので、
どの国へ行っても、暖かい心を育まれてきたベトナムに戻りたくなるのかなぁと思います。
どの国に住むかとは素敵な景色や経済的な事情、生活の便利さなどには関係なく、そこに住むと安らぎを感じられることが大切だと分かってきました。
ベトナムは今日も喧騒に包まれていますが、私は幸せを感じています。
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